昼からは、だんだんと波が高くなり始め夕方にはかなり高くなったけれど釣り人は程よいくらいいる。昼間、よく晴れたので雲が掛かっても夕日が綺麗かった。 
 5時ごろ、帰ろうかと思ったが彼女はまだ釣りたいらしく、‘今、帰ったら道混んでるで。‘と言った。そう言われればそうだ。娘は、エビ撒き釣り。僕は、ひさびさのタチウオ釣り。しかし、待てど、さそえど、タチウオこず。周りの釣り人にもまったくこず。タチウオォォォォー、声とどかず。昔懐かしい、タチウオ釣りのおっさんが来ていたので聞くと、ここしばらく朝までねばっても全く釣れずのこと。その間も、娘はベラさらにはガシラも釣り上げた。その上、毒のある大きなゴンズイまでも。ゴンズイハ重たくて、かなり楽しめたそうだ。
飲ませをしようとオセンを針に付けて泳がしているとえらい竿が引っ張られるなあと思って上げてみると、無残にも頭から背中を食われていた。アオリイカや。ヤエンを持っていたら仕留めたのに。
 8時半ごろ納竿して、岐路に着きました。
晩御飯は、娘の希望で待望の和歌山ラーメンを食べました。豚骨醤油がけっこう濃厚で美味しかった。帰りは、車で寝やるかなぁと思っていたが、ほとんど起きていた。帰りは、僕の出身大学であり娘の付属中学がある横を通って帰ったら、学校のそばの食べ物屋の話に花が咲く。
 ただ、不思議に思ったのは高速を同じところから入り出たのに、行きは2100円帰りは1600円。おかしい、どう考えてもおかしい。

2009年11月4日

和歌山県田ノ浦

朝寒く、昼は日焼けするほど暑かった。

AM6.00頃

AM4.00からPM10.30

 本当に久しぶりに中学三年生の娘と和歌山県田ノ浦にカワハギ釣りに出かけました。
朝の4時に家を出発して、セブンイレブンで朝食と昼食とおやつとカップヌードル二つと飲み物を買って、いざ、出発。 
一人だと下の道を走って行くけれど、本日は松原から和歌山インターまで高速を使って2100円も掛かってしまった。ETCがあると平日深夜なので5割引きなのに、残念。そろそろ、ETC本気で付けようかなぁ。ネットでセットアップ込みでかなり安く売っているけれど、自分でよう付けないというのがいたい。3000円で付けてくれるけれど、出来そうな気もする。一人だと、まず高速には乗らない。さらに、ポケットナビがほしい、しかも、クーラーのガスが漏れてしまうために修理をしなければならない。三年前に修理したのに。
5時すぎに釣具屋マックスに着いて、餌のシラサと青虫とオキアミを買って、ゆっくりとでかけました。何時もなら、シラサは買わないのだけれど、娘は青虫が触れない。なんてこったい。和歌山では、生きシラサエビを餌に使うと回りの釣りをしているおっさんから、もったいないでもったいないでばかり言われるので困ったもんです。関西はシラサが安く、小さいコップに二杯以上サービスしてくれて1000円です。
‘おっさんらみたいに毎日来ると高いけれど、一月に1回もこられへんかったら、日割り計算したらめちゃめちゃ安つくで。‘と、言ってやると、‘そら、そやなぁ。せやけど、大阪からやとガソリン代が高こつくで。‘‘その荷物、おっさんらも車ちゃうん?‘‘せや、ちょっと離れてるさかい。‘‘ほな、毎日乗ってたら一緒やん。駐車場台も毎日400円いるやろ。高つくで。‘‘なるほど、でも、嫁はんの財布から判らんように失敬してくるから、安つくで。‘アホくさと思っていたら、別のおっさんが、‘お前はあほか、自分の年金を嫁はんの財布から失敬して使っているだけやろ。さぁ、釣るで。‘
 娘にサビキの仕掛けを作れども、時間がたてどもアジはこず。
カワハギ釣りに変えると、河豚とベラばかり。小さいベラと河豚を釣っては、海に戻すばかり。それでも、たまに大き目のベラが釣れるから面白いらしい。おっさんらは、紀州釣りでチヌをちらほら。

ベラとグレ子はウロコのついたまま焼いて、ガシラは空揚げにして頂きました。
自分で釣ってきた魚は、ほとんど娘一人で食べていました。いいことです。
かなり、ベラのしっとり感が気にいったみたいです。

 なぜか、娘はおっさんらににいちゃんと声を掛けられる。‘にいちゃん、今日、学校休みか?‘とか、帰りしなに、‘にいちゃん ええ釣り師になりや‘とか声を掛けられる。それに対して娘は、否定してねいちゃんやとは答えず、‘はい‘と答えている。面倒くさいのか、まんざらでもないと思っているのか? ‘みんな、現代風の女の子顔のいけめんのにいちゃんやと思ってるで。‘と言ってやると、‘ええように、言い過ぎやで、調子にのるで。‘なるほど。
不思議なもので、娘を娘とも息子とも一度も思ったことがない、変な親だから。そう言えば、親とも思った事もなかった。いったい、なんなんだろうねぇ。

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